up2009/12/16
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Classification
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●けも耳分類法を作成しています●
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けも耳分類法(けも連版)第1版 とは?
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イラストレーションなどの世界には昔より様々な亜人種(キメラ種)が存在し、独特な世界を構築しています。
けも連ではその亜人種の中でも特に「けも耳」(獣耳を有するキャラクター)に焦点を絞り、その種類を明確にし、分類しようと考えています。
そもそもこの分類は何かといいますと、安月氏が研究者時代に日本近現代文化史の一分野として猫耳などの獣耳をつけたキャラクターや人物を研究するにあたって、そのルーツを体系化する試みとして行っていたものです。
当時は現在と異なりサブカルチャー史に関して軽視されていた事もあり、資料収集や研究は困難を極めたそうです。
結局鎌倉前期に賀美憑(神憑)により村の童女に獣の耳が生えるという伝承が残されている所までさかのぼることが出来たものの、そこで挫折をしたそうです。どうしてもそれを裏付ける文献が入手できなかったのだとか。
現在安月氏は多忙でこの手の文化史の研究はまったく行えない状態だそうで、分類法も改定される事なく宙に浮いたままとなっています。
この分類法をご覧いただく事で、けも耳に関する断片的な歴史を見ることが出来るかもしれません。
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系図
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┌───────┐
│ ヒト型生物 │
└───┬───┘
┌───────┼───────┐
┌──┴──┐ ┌──┴──┐ ┌──┴──┐
│(妖精類)├‥┤ 亜人類 ├‥┤ 人 類 │
└─────┘ └──┬──┘ └─────┘
┌───────┴─────┐
┌──┴──┐ ┌────┴────┐
│ 獣人科 │ │ 人科 (けも耳) │
└──┬──┘ └────┬────┘
‥‥┬────┴──┬‥‥ ‥‥┬─┴─────┬‥‥
┌──┴──┐┌───┴──┐ ┌──┴──┐┌───┴──┐
│ ネコ属 ││ ウサギ属 │ │ イヌ属 ││ キツネ属 │
└─────┘└──────┘ └─────┘└──────┘
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系図解説
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いわゆる「ヒト型生物」(以下、ヒト)は大きく3種類に分けられ、その分類はほとんどの場合、外見的特徴、特に「耳」によって判断されます。
「人類」は従来のヒト的特徴を有しているものであり、尻尾・ネコ耳などの非ヒト的特徴を先天的には有しておりません。
「亜人類」は先天的にヒト的特徴を有するものの、同時にケモノ的特徴も有しています。このうちケモノ的特徴を多く有し、全身が毛に覆われるなどの、外見的にケモノに近い亜人類を「獣人科」、そうでない亜人類を「人科」、いわゆる「けも耳」に分類します。そして、それぞれの下で”主として特徴が現れているケモノ”ごとに属分類をします。
なお上記系図の属に登場している動物は例として登場しているだけですので、これだけしか属がない、という事ではありません。ご注意ください。
「妖精類」は上の人類・亜人類と外見・特徴的に似ていますが、細かい点についてはほとんど解明されておらず、明確な定義付けはされておりません。このため妖精類に関しての明確な分類は特にありません。
現状では人類、亜人類のどちらにも分類されないものを妖精類としています。
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分類説明
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【例】昔描いたラフ画をもとに分類してみます。

この場合、この子は下記のような種類に属します。
亜人類/先天性二耳有尾/人科ウサギ属
└─┘ └─┘└┘└┘ └┘└──┘
1 2 34 5 6 7
1┬人 類…………先天的にヒト的特徴のみを有しています。
├亜人類…………先天的にヒト的・ケモノ的特徴を有しています。
└妖精類…………上のどれにも分類できない、その他の種類です。
2┬先天性…………生まれながらにしてその特徴を有しています。
└後天性…………生まれた後に、何らかの理由によってその特徴を有
したものです。
3┬真性(省略)……その特徴部分が十分に本来の機能を果たしているも
│ のです。例では真性のため、省略されています。
└疑似……………その特徴部分がその本来の機能を果たさない、また
は外見のみのものです。付け耳はこの分類になりま
す。
4─n耳……………上記3を含め、n個の耳を有しています。
5┬有尾……………尻尾がある人です。
└無尾……………尻尾がない人です。
6┬人科……………外見上、ヒトの割合が多い人です。
└獣人科…………外見上、ケモノの割合が多い人です。
(どちらにせよ外見的な判断ですので、その分類に
明確な基準はありません。)
7┬ネコ属…………ネコ型耳またはネコ型尻尾を有しています。
├ウサギ属………ウサギ型耳またはウサギ型尻尾を有しています。
├イヌ属…………イヌ型耳またはイヌ型尻尾を有しています。
:
├オニ属…………オニ型角または耳を有しています。
:
この分類法が確立した時期は1990年代になります。
それから約20年弱が過ぎましたが、当時に比べてかなり獣耳という概念が知られるようになってきたように思います。
また、こうした分類考察も時代とともに変わってゆくことと思います。
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